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  1. ご相談事例
 

ご相談事例

離婚に関するお問合せや、ご相談事例をわかりやすくまとめてあります。

なお、文中の登場人物の名前、年齢、職業は事実とは異なります。

【問い】
親族や子ども、仕事の問題など、夫婦間のことではないけれど、夫婦関係に影響を及ぼしそうな出来事が起こったとき、関係性を損なわないための方法があれば教えて下さい。(50代・男性)

【答え】
自分たちのことが争点ではないのに、途中から夫婦の会話がこじれていまったというのはよくあることですね。
総じて男性は女性に比べて感受性が乏しいようで、男女の感受性の違いによって妻の神経を逆撫でしてしまうことが原因です。
身近なところで起こる問題は、大概の場合は取るべき対応策は限られていますし、妻もどうしたらいいかは分かっているのです。(自分にとって都合がいいかどうかは別として)

つまり妻が一番求めているものは、「解決策を教えて欲しい」ではなく「大変なことになった自分を理解してね」ということなのです。
男性は与えられた立場と仕事上の経験から、どうしてもすぐに「解決策」を示すことを優先して、状況や感情を共有するということをおろそかにしがちです。
ですから妻から相談を持ちかけられたときや、問題が発生したときは、下記のように二段構えで対処しなければなりません。

対処のステップ1/まず妻の言うことに耳を傾ける
しかしそれは妻の言うとおりにする、ということではありません。
妻が「どうしよう、困った!」と言えば、妻が困った問題に直面していることを理解してあげることです。
 ○正解の返答例「そうかぁ、それは困った問題だよなぁ」
妻が「本当に大変なのよ!」と言えば、妻が大変な状況に直面している事を理解してあげることです。
 ○正解の返答例「それは大変なことになったもんだな」
妻が感じている大変さを過小評価するのはタブーです。
 ×言っちゃダメ「そんなに騒ぐほどのことじゃないだろう」

対処のステップ2/次に複数の「解決策」を提示する
「こうしたらいいじゃないか」と、いきなりベストアンサーやラストアンサーを提示するのは厳禁です。
解決策は必ず複数提示し、妻に選択権を与えて下さい。
たとえその解決策が唯一のものであったとしても、です。
 ○正解の提示方法     A、B、Cの解決策を提示する
 ○解決策がAしかない場合 「Aのみ」または「A+B」または「A+C」または「A+B+C」のようにメニューをアレンジして選択肢を増やす
もし妻から「あなたはわかっていない、もうあなたに相談したくない」と言われたことがあるならば、あなたは上記ステップ1を飛ばしてしまった可能性があります。


小学生の子どもを連れて離婚したH美さん。離婚の理由は夫のDVです。
離婚後は学生時代に取得した資格を活かして働きはじめました。
さばさばとした性格で、言葉も歯切れがよく、本人も「私、中身はオトコだから」と言います。

自分がオトコだから、好きになる男性も男らしい人が好き。
それで一緒になったら、夫は妻である自分より優位な立場に居ようとして衝突。
最初は勝気なH美さんも負けじと応戦していたようですが、次第に形成は不利に。
恐怖と憎しみが消えず、別れることになりました。
そのH美さんから近況報告がありました。
「最近気になる男性が現れたんだけど、どうも元ダンナと似たタイプのような気がして…。」


DVオトコに遭遇してしまうのは、どうやらそういうタイプを好んでしまうH美さんに原因があるようです。
H美さんは自分の性格も「中身はオトコ」と形容していますが、彼女の「オトコ」らしさの基準って何でしょう。
 自信があること
 強くあること
 積極的で能動的であること
 挑戦的で怖いもの知らずであること  などでしょうか。

これ、見方を変えたらとても危ないのです。
攻撃的であることや、服従より支配を好むタイプはDVの要素とピッタリあてはまるからです。

「だって女々しい人は嫌なんですよ、やっぱり男らしくないと」とH美さん。
それは裏を返せば、支配的な男性に服従することを肯定していることになります。
ステレオタイプ的な男らしさの概念を捨てなければ、パートナー選びを間違え続けますよ!

確かに自信がないよりはある人のほうが魅力的です。
実るほど頭を垂れる稲穂かな という言葉もあるように、本当に自信がある人は精神的な余裕がありますから、むしろ穏やかで紳士的であることが多いです。
自信がないから威嚇しておかないと気がすまない、支配して自分から離れないようにしておきたい、それがDV加害者なんです。
そんなメッキ男の表面上の振る舞いだけで判断してはダメ。

頑張り屋さんのH美さんのことです。
いしだの言う意味をきっと分かってくれると思います。


 
 
 

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