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  1. ご相談事例
 

ご相談事例

離婚に関するお問合せや、ご相談事例をわかりやすくまとめてあります。

なお、文中の登場人物の名前、年齢、職業は事実とは異なります。

世界では宗教上の対立が紛争にまで発展しますが、夫婦間でも例外ではありません。

 

日本では信教の自由が認められていますから、誰が何を信仰しようが自由です。夫婦だからといって強制や禁止はできません。

夫婦双方が同じ宗教観を持っていれば何の問題もないでしょう。

しかし異なる宗教の信者同士であったり、一方は熱心な信者で、もう一方は無神論者である場合は話しがややこしいですね。

 

信者&非信者のカップルのケースです。

 

長い交際期間を経て結婚したカップル(子供なし)で、ご主人からの相談です。

ご主人はご両親ともに初詣と葬式以外は特に宗教や信仰に縁のない方。

もともとご主人のご両親はこの結婚に反対だったそうです。

理由は奥様とそのご両親が、ともにある宗教の熱心な信者であるからです。

 

最近両親から子供はまだかと言われるようになり、それに伴って奥様への信仰に対する風当たりも強くなってきており、板挟みで苦しい思いをしていらっしゃるとのこと。

 

「妻とは恋愛でした。妻の人柄に惚れて結婚したんです。妻は僕に信仰を押し付けることもないですし、その宗教も妻を通じて理解しているつもりです。

 

でも僕の母が、妻の実家と顔を合わせたり、僕が妻の実家を訪れるのをヒドク嫌がるんです。

僕が洗脳されて信者になるのを心配してるんでしょうね。

 

僕の母は、妻が子供を産んだら面倒を見るから仕事を辞めずに続けろって言うんですけど、孫は妻の実家に渡さないぞって構えなんです。こんな調子で子供が出来たらどうなるのかなって・・・」

 

よくよくお話しを聞いていくと、ご主人の勘違いが見えてきました。

 

ご主人のご両親は、宗教そのものや信仰活動が気に入らないのではないのです。だから、お嫁さんにも信仰をやめろというつもりもありません。

 

ただ自分達非信者の「信仰しない自由」が脅かされることを心配しているのです。

もちろん信仰を押し付けられたくないし、宗教に則る規範を、自分達の生活圏に持ち込んでほしくないと考えているのです。

宗教に対して嫌悪感や不快感を持つ人も少なくありません。ご主人のご両親はそういうタイプの方たちなのでしょう。

 

ご両親は宗教の存在を受け入れていらっしゃるようなので、ここは信者側も非信者を不快にさせない信仰の仕方を考える必要がありそうですね。

 

一般的にどちらかの親族から反対された結婚は、どうしても離婚のリスクが高まります。

長い結婚生活をしていく上で、障害や困難が予測されることを人生の経験者である親は分かっているのです。

しかしその困難を二人で乗り越えられたら、夫婦の絆はもっと強いものになります。

 

まだ若いご夫婦です、協力し合って乗り切っていって下さいね。

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