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  1. ご相談事例
 

ご相談事例

離婚に関するお問合せや、ご相談事例をわかりやすくまとめてあります。

なお、文中の登場人物の名前、年齢、職業は事実とは異なります。

【J子さん(30歳代・塾講師)からのご相談】

2年前に9歳年上の夫と結婚しました。夫は金融機関に勤務しており、収入は悪くないと思いますが、結婚して以来、一度も給与明細を見せてくれたことがないのです。生活費は毎月決まった額を現金で手渡ししてくれます。給与振込用の銀行口座も夫が自分で管理しているので、振込額や預金残高がどれだけあるのか、私は知りません。
結婚してすぐの頃、給与明細を見せて欲しい、私に家計を任せて欲しいと夫に伝えたことがありました。でも「生活に必要な分は僕がちゃんと渡すからね。余っ たらJ子の好きに使っていいし、足りなくなったら出すよ。J子の給料は貯金にでも回したらいいよ」と言われたのでそれ以上言えなくなってしまいました。
私の両親は父が母に給料をそっくり渡し、父は母からお小遣いを渡されていました。ですから今の状態(夫か収入を管理している)にとても違和感を感じています。
私は夫から信頼されていないのでしょうか。将来は子どももマイホームも欲しいと思っています。


【いしだの回答】
家計の管理どちらをがするかは悩ましいところですね。
世の夫は収入を妻に丸投げするタイプ(J子さんのお父様)と、自己管理タイプ(J子さんのご主人)の2種類に分けられます。これは生まれ育った家庭環境や本人の価値観によるものなので、どちらがいいとも悪いとも言えない問題です。

結論から言うと、J子さんのご主人は金銭感覚がしっかりしてるようなので任せても安心なのではないでしょうか。肝心なのは収入に見合った健全な生活が営めることです。
実際ご主人は夫として扶養義務は果たしていますから、彼の言い分は至極正当なものです。そして義務を果たしている以上、生活費以外の給与を、遊行費や養育費など何に使おうが夫の自由ということになります。

その一方で妻の知らないところで夫が自由にお金を使っているのがイヤという気持ちも、いしだは充分に理解できます。特に女性にとっての結婚は経済的安定をもたらすという意味があるのも事実です。しかしだからといって夫は妻にとってのスポンサーではないのです。

J子さんには収入がありますので、ここは二つのサイフを無理に一つにするより、いっそ三つのサイフに分けることをおススメします。
妻と夫それぞれが持つサイフと、貯蓄も含めて二人がともに負担しあう共同のサイフを持つことです。

ご主人が収入を教えてくれないとの事ですが、収入なんて簡単に調べることができます。年末の源泉徴収票、住民税の基本台帳や役所で発行してくれる課税証明など、調べる手段はいくらでもあります。
「知らない」と不安になるけれど、「知って」しまえばどうってことなくなります。こっそり調べて、知らないフリをしておくのも賢い妻の振る舞いですよ。
ご主人が収入を隠しておきたいのなら、その気持ちを汲んであげたらいいと思います。


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