実はいしだは祖父母のフルネームを知らなかったのです。
両親ともに祖父母は割と早くに逝去しているので、うっすらと顔を覚えている程度でした。
ふと思い立って、自身の先祖をたどってみようと、戸籍を取り寄せてみました。
そしたら、これが非常に面白いのです!
自分の戸籍など、単体で見る分にはただの出生証明書みたいなものですが、つなげていくと正にファミリーヒストリーそのものなのです!
相続時などに戸籍の必要性は重視されているものの、改めてその公証性に脱帽です。
いしだは庶民の出なので、なんとか名前だけは5代前まで遡れました。
一番古い先祖で天保10年(1839)年の生まれ、ほかに嘉永6年(1853)の生まれの人もいました。
天保10年といえば「天保の大飢饉」、嘉永6年は「ペリー来航」の年です。
もう歴史の教科書の世界です。
時代が下って昭和19年に22歳でフィリピンで戦死した親族もいました。
昨年靖国神社に行く機会があり、その時は戦没者遺族でもないのに参拝することに少々のためらいがありました。
でもこうして親族の中に靖国神社に祀られている人がいたので、参拝しておいてよかったとしみじみ思いました。
いつ生まれて、誰と結婚して、誰を生み、いつ没したか。
戸籍の存在が当たり前すぎて過小評価していましたが、会ったことのない先祖の人生に思いを馳せ、当時の社会を想像し、そして自分につながっていることを確認できたことに感動を覚えました。
皆さん、戸籍を大切にしてくださいね!!