元芸能人の女性議員とイケメン男性市議の不倫騒動でワイドショーは盛り上がっていますね。
世間では女性議員が語った「一線」が話題になっていますが、夫婦問題・離婚カウンセラーのいしだとしては、男性市議の交際への解釈と態度に絶句してしまいました。
彼が語るには、
妻との結婚生活は破綻しており、離婚に向けて話し合いをしているところである
そして女性議員との交際は、破綻後のことなので「不貞」には該当しない
というようなことだったと思います。
確かに結婚生活が破綻している状態での「新規交際」は、離婚事由の浮気には当たらないので、不利になることではありません。
しかしね!
まだ離婚していないんでしょ!!
そして妻は芸能人でも公人でもない、一般人でしょ!!
なのに公共メディアで「破綻しているんです」「近々離婚するんです」と家族を含めたプライバシー(それもかなりデリケートな部分)について自分本位の立場で明言してしまうのは、不倫に該当するか否かということ以前に、妻に対してあまりにもデリカシーが欠ける行為ではないでしょうか。
そもそも発言時において、奥様とも「破綻している」「離婚間近か」という認識は一致していたのでしょうか。
ご夫婦にはお子さんだっていらっしゃるし、世間に向けていた「顔」がおありだったと思います。
「だから不倫ではない」という理論を自分の行為の正当性につなげているところに、彼のあざとさと軽薄さを感じてしまうのです。
今後この市議のご夫婦がどのような選択をなさるのかわかりませんし、また女性議員との交際がどうなっていくのかも当人同士の問題です。
でも夫婦となった以上は、最後までパートナーのプライバシーや尊厳を守っていただきたいと切に願います。